Children disease子どもの病気

鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻血、花粉症

小さなお子様の場合、耳管が細いために風邪の症状から耳が痛くなることが多いです。
しかし、なかなか症状がうまく伝えられず、お困りになっているお母さんも多いのではないでしょうか。
耳のどの辺りが痛いのか、どの程度痛いのか。小さなお子様は上手く表現出来ないことが多いように感じます。
しかし放置しておくと深刻な耳の病気になりかねません。少しでも「様子が変だな」と思ったらすぐに受診してください。

耳鼻咽喉科は医療器械が多い診療科ですので、診療室に入った途端、怖がって泣き出してしまうお子様も大変多いです。ですが、投薬だけでなく処置を施すことによってより早く確実に治癒することができますし、見た目ほど怖いものや痛いものはありません。また、小さなお子様はスタッフが介助しますのでお母様も安心していただけます。

よくあるご相談

小さなお子様だけでなく、初めての症状でうまく伝えられないお子様もたくさんいらっしゃいます。
「いつもと違う」気になる症状がございましたら、上記にないものでもお気軽にご相談ください。

鼻血

鼻血は、誰でも経験のある、ごく一般的な症状で、特にお子さんの鼻血は日常生活でもしばしば起こります。
転んだり、人とぶつかったりして鼻を打った場合に鼻血が出るほか、アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎などの鼻の病気のために鼻がムズムズして鼻の穴を指でいじることにより鼻血を出してしまうことも多いものです。

これらの鼻血は一般的には心配のいらないものがほとんどですし、鼻をつまんでいれば容易に止血できます。
しかし、鼻血が直接命にかかわることは通常はないのですが、血友病・白血病などの重大な病気が背景にある場合もあります。
そこで、なかなか鼻血が止まらなかったり、頻繁に鼻血が出るという方は、一度クリニックで検査してみることをおすすめします。

花粉症

花粉によって引き起こされるアレルギー症状をいいます。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や目のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎がもっとも多くみられます。まれに喘息やアトピー症状を併発することもあります。

地域差がありますが、もっとも多いのは春先に見られるスギ花粉症と言われています。

予防法には花粉の曝露を防ぐ方法と、薬物による方法があります。薬物による予防法は基本的に治療法と同じで、初期療法として花粉症の季節の前から予防的に服用を始めるとより効果的です。

また、スギ花粉症などでおこなわれている花粉飛散開始予測日を含めた花粉速報や飛散状況が参考になります。

花粉の曝露を防ぐにはマスク、メガネ、衣類および、洗顔その他があります。

 

アレルギー性鼻炎

アレルギー疾患の一つで、原因の多くはハウスダスト、花粉、カビなどです。アレルギー反応とは異物が体の中に入ることによっておこる有害な過敏症で、治療の目的はその症状の改善にあります。ネブライザーや点鼻薬、抗アレルギー剤の服用や注射による減感作療法があります。また、予防のための生活指導なども必要です。

アレルギー性鼻炎は放置したり、治療が十分でないと副鼻腔炎(蓄膿症)、頭痛、 耳鳴り、目やのどの痛みを引き起こします。